• 06.『The Last Rose in Summer』part1

    Q34 

    『The Last Rose in Summer 』は2人になって初めての作品です。何か変化は有りましたか?

    A34 

    ライブをやりながら曲を練り上げる、という過程が無くなった代わりに、スタジオに入る前の作業がテクニカルになりました。後にテクノに接近、と言われましたが、作業のやり方としてはこの時期が布石かもしれません。

    Q35 

    例えばどういう作業ですか?

    A35 

    出版社の小さな練習室で、最初は2人でキーボードなど使って作曲しました。「そのコードいい!メモするから手を離すな!」なんていう原始な感じで。その時作ったのが「Frozen Flower 」です。その後杉山氏を加えてぎゅーぎゅーの状態で打ち込み作業を。

    • YouTube
    杉山氏セミナーより〜レコーディング風景の解説ビデオ

    Q36

    全曲そこで作曲したんですか?

    A36 

    家で作ったフレーズや曲を持って来たり、その場で作ったり。結果、全曲の基本形が狭い練習室で出来上がってました。その分持ち込んだ機材の数は凄いですけどね。

    Q37

    その後すぐにスタジオでの作業に入ったのですか?

    A37

    その前に、更にY-DACCというヤマハのショールームをお借りして、そこでギターやベースも録音しました。スタジオレコーディングでそのまま使える音源をここで揃えてしまう感じ。いろいろ合理的で、“テクニカル”な方法でした。

    Q38

    合理的なレコーディング方法を導入した事で変わったことは有りましたか?

    A38

    楽器の持ち替えだけで大忙しだった『歓喜』『新月』に比べてスタジオでの作業に余裕が出来ました。だからゲストの方達を迎える気持ちを持てたんだと思います。それまでは、ひたすら自力で何とかするっ!という感じでしたから。

    Q39

    確かに『The Last Rose in Summer 』のレコーディングはゲスト・ミュージシャンが増えています。

    A39

    ドラム、パーカッションのASA-CHANG、楠均さん、寺谷誠一さん、ピアノの福原まりさん、コーラスボーカルの遊佐未森さんです。

    Q40

    楠さん、寺谷さん、ASA-CHANGと打楽器奏者が3人いますね。

    A40

    今回は曲によってドラムを叩き分けてもらおうと思って、キャラクターの違う3人の方々にお願いしました。

    Q41

    福原まりさんは「パヴィリオン」以来ですね。

    A41

    2人の希望で福原まりさん再びです。まりさんとは顔を合わせる機会も増えて、長電話したり、なんだか馴染みまして。ご本人覚えてるかわからないですけど。最後のライブでも弾いていただきました。

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    結成〜『The Last Rose in Summer』

    06.『The Last Rose in Summer』part1

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    01.結成からSwitchデビューまで

    こんばんは。Nav katzeの作品をたくさんの方達に聴いていただけて嬉しいです。参加ミュージシャンやクレジットなどを知りたい、という方がいらっしゃるようなので、ライナーノーツ代わりにエピソードなどをここにアップしていこ

    01.結成からSwitchデビューまで
    02.『Nav Katze』

    Q7  86年に4曲入りミニアルバム『Nav Katze』でデビューするまでの経緯を教えてください。 A7  ライブをやるようになってから、レコード会社の方達が見に来てくれたり、デビューもしてないのに

    02.『Nav Katze』
    03.『OyZaC』

    Q13  岡田徹さんプロデュースの87年の作品『OyZaC』は初のフルアルバムですね。窪田晴男さんがアレンジで参加した「夕なぎ」がシングルカットされました。 A13  窪田さんとはスタジオで初対面で、

    03.『OyZaC』
    04.『歓喜』

    Q19  アルバム『歓喜』でメジャーデビューしますが、ライブの流れでのアコースティックサウンドという事ですね。 A19  そうですね。アンプラグドもネオアコも関係なくて、SEVEN DAYSのライブが

    04.『歓喜』
    05.『新月』

    Q25 『歓喜』から割とすぐに2ndアルバム『新月』が発表されました。デビューから『新月』まではどのような感じでしたか? A25  新人バンドという事で、ライブ、プロモーション、取材の繰り返しでしたね。バンド活

    05.『新月』
    06.『The Last Rose in Summer』part1

    Q34  『The Last Rose in Summer 』は2人になって初めての作品です。何か変化は有りましたか? A34  ライブをやりながら曲を練り上げる、という過程が無くなった代わりに、スタ

    06.『The Last Rose in Summer』part1
    07.『The Last Rose in Summer』part2

    Q42 遊佐未森さんはどういう理由で? A42 未森ちゃんとはライブで一緒だったり、ご飯食べに行ったりもして。ステージでも普段でも変わらないゆらぎみたいなものが魅力的で、レコーディングで歌ってもらったら面白そうだな、と思

    07.『The Last Rose in Summer』part2
    08.『The Last Rose in Summer』part3

    Q48 『The Last Rose in Summer 』で印象に残っている曲は? A48 「不機嫌」飯村と山口だけしか理解出来ない曲の断片みたいなものから、完成形にまでもって行けた曲。「アルカディア」コーラスはワンテ

    08.『The Last Rose in Summer』part3
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    01.結成からSwitchデビューまで
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    02.『Nav Katze』
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    03.『OyZaC』
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    04.『歓喜』
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    05.『新月』
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    06.『The Last Rose in Summer』part1
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    07.『The Last Rose in Summer』part2
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    08.『The Last Rose in Summer』part3
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  • 結成〜『The Last Rose in Summer』

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  • Live at 静岡すみやオレンジホール 1991

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