Q19
アルバム『歓喜』でメジャーデビューしますが、ライブの流れでのアコースティックサウンドという事ですね。
A19
そうですね。アンプラグドもネオアコも関係なくて、SEVEN DAYSのライブがきっかけです。その時手伝ってくれたのが、D’fとのツアーで知り合ったエンジニアの杉山勇司さんです。
Q20
浦田恵司さんがキーボードでゲスト参加されてます。
A20
浦田さんは「瞳はDaisy」でキーボードを。とてもはっきり見える音ですね。大きな箱から鳥とか蝶々を取り出してくる感じでした。飯村が弾いたピアノのフレーズは浦田さんのフレーズです。
Q21
『歓喜』では演奏した楽器も多彩ですね。
A21
ガムラン、チャランゴ、アンクルン、タブラ、マリンバ、ティンパニー、京劇シンバル、カリンバ、リコーダー、ピアノ、あとはミニムーグ、トライデント、ギルドのAshbory ベース。手分けして弾きました。スタジオが一種の仲屋むげん堂状態。
Q22
『歓喜』はどんな作品だと思いますか?
A22
スリーピースのバンドという縛りから解放されて、自由を得た感じです。その分負担も増えて、歌入れの頃にはヘトヘトだったな、と思います。スタジオという場所がすごく好きになりました。
Q23
『歓喜』の中で特に印象に残っている曲はありますか?
A23
「Voices」のギターフィードバックは奇跡だと思います。あのタイミングは二度と出来ないでしょうね。魔法のような瞬間でした。「瞳はDaisy」は、“そのテンポで演奏するか?“という微妙な空気がスタジオに流れました。
Q24
ボーナストラックについて
A24
「歓喜SE」はアルバムで使った音をループして、3人で音の出し入れしました。「太陽の思い出」は詩乃ちゃんがマリンバ、山口がバラフォンを叩きながらコーラスしてます。「カーニバル」は結構レア。「椅子」はライブに近いから、レコーディング直前のデモかな?
結成〜『The Last Rose in Summer』