Q71
「Glitter Love」でINORANさんがギターを弾いていますが、『OUT』の時にレコーディングされた内の1曲ですね。
A71
ずっと鳴っているアルペジオです。賑やかな曲の中の繊細なパートです。INORANさんとは好きな音楽とか聴いてきた音楽が似ていたのかもしれません。レコーディングの時は曲の振り分けが未定だったので、INORANさんは両方に参加、という事になりました。
Q72
「Change 」にはソフトバレエの遠藤遼一さんが参加されています。
A72
「Change」は“空も星も僕を目指して落ちてくる”という曲なので、全ての光を吸い込んだ闇、みたいな人に歌っていただきたいと思って。それで遠藤さんにお願いしました。
Q73
遠藤さんのレコーディングはLUNA SEAのレコーディングの2日後だそうですね。打ち合わせなどはしましたか?
A73
曲は先に聴いてもらっていました。遠藤さんはスタジオに来るとすぐにウォーミングアップされていました。ご本人は何も要求されなかったのですが、杉山さんが照明を暗くしたり、カーテンを下ろしたり、とスタジオの暗黒化に努めていました。
Q74
遠藤遼一さんの歌はどんな印象でしたか?
A74
静かで礼儀正しい闇が祈っているような。コントロールルームとボーカルブースに分かれていても、呼吸や空気が伝わって来るので、こちらも息を殺して聴いていました。外見と歌声のギャップが無さすぎて、架空の人物みたいでした。
Q75
渡英前の作業が終わって手応えは有りましたか?
A75
『OUT』と『うわのそら』は激しい曲が多いせいか、ASA-CHANGと楠さんが浅草の風神雷神ぽくて、なんだかそれだけで安心してロンドンに行ける気分でした。基本がしっかり出来てるからどこで誰とやっても大丈夫だろう、と。
『OUT』〜『Never mind the distortion ll』