Q66
『OUT 』の2ヶ月後、同時にレコーディングされた『うわのそら』が発表されます。これは日英のゲストミュージシャンを迎えて、東京とロンドンでレコーディングされました。参加メンバーを教えて下さい。
A66
東京ではASA-CHANG、楠さん、INORANさん、ソフトバレエの遠藤遼一さん、ロンドンではロキシー・ミュージック(Roxy Music)のフィル・マンザネラ(Phil Manzanera)、アンディ・マッケイ(Andy Mackay)、小林”Mimi”泉美さんに参加していただきました。
Q67
日本でのレコーディングはどのように行われたのですか?
A67
楠さんとASA-CHANGのドラム、パーカッション、INORAN さんのギター、Navギター、ベース、ボーカル、その他の楽器、そして楠さんのボーカルと遠藤遼一さんのボーカルを日本で録音しました。
Q68
『OUT』と同じく、ゲストボーカルが入る時は、全ての基本的な録音が終わった状態でしたか?
A68
そうです。ただ今回はロンドンで録音するフィル・マンザネラのギターとアンディ・マッケイのパートは入っていないので、九割くらい完成した状態で遠藤さんと楠さんには歌ってもらいました。
Q69
フルアルバム+ミニアルバムで17曲と、今回のレコーディングは曲数が多いですね。レコーディング場所も変わります。何か今までと違うことは有りましたか?
A69
実は全曲新曲、というのはこの時が初めてでした。自分達にしてはかなり多めの曲数で、消耗するところは有ったかも。ただ、レコーディングしながらその場で次を決めていく、という今までにない勢いが有って、その勢いのままロンドンまで突っ込んで行った感じです。
Q70
『うわのそら』の1曲目、「TV惑星」ではドラムだけでなく、楠均さんのボーカルが聴けますね。
A70
くじらは大好きなバンドで、自分達の作品で楠さんが歌っていること自体、何か面白く感じました。いきなり歌い出す歌の上手い親戚を目の当たりにしたような。楠さんの一声で、瞬く間に楠ワールド化してますね。
『OUT』〜『Never mind the distortion ll』