Q84
小林泉美さんは「Wild Horse」にキーボードで参加しています。
A84
1曲通してワンフレーズの繰り返しなんですが、この音が曲の印象を決定づけてます。コンソールの真前で弾いたのですが、そこが一番音がいいとの事で、杉山さんを横にどけて位置取りしてました。演奏している時の姿は集中力の権化。包容力と型破りが同居したすごい人です。
Q85
A85
前作は集大成であると同時に、バンドとしての在り方みたいなものをやっと掴んだ作品でした。じゃあ次は外に行こう、と。『OUT』『うわのそら』は2人の考えやテーマについて話す事に時間をかけて、周りに説明して、後は勢いと力技で実現していくという大変な作品でした。
Q86
『うわのそら』で、特に印象深い曲はありますか?
A86
「Ziggy」エンディングの語りは、フランス人エンジニアJCが歌詞を仏語訳して、アドリブで朗読してくれました。フィルと目が合って微笑みあった曲、「まばたき」。無我夢中のレコーディングの期間、通奏低音で流れてたテーマのような「うわのそら」。
Q87
ボーナストラックについて。このライブは「入浴」「黒い瞳」「駆け落ち」のエレキ・ギターバージョンです。
A87
ライブ音源はほとんど散逸していて、杉山さん所有のDATから今回の配信用にかき集めました。その中で唯一のエレキバージョン。ライブで何度演奏したかわからない曲ばかりです。
Q88
ボーナストラック、「Hundred Wolrds」について。
A88
2004年のサウンド&レコーディングマガジン2月号の企画用に作った曲で、2003年末にレコーディングしました。Jake(G)さん、森俊二(G)さん、K.U.D.Oさん(Omni Chord,VCS3)、楠さん(Dr)に参加していただきました。
今回の配信分は2021年に再度ミックスし直したものです。
Jakeさんはアンプと楽器をたっくさん運んできてくれました。レコーディング、見てて聴いてて楽しかったです。
杉山さんによる「Hundred Worlds」解説ビデオ
『OUT』〜『Never mind the distortion ll』